舟越桂「夏の邸宅」 [映画・アート]
東京都庭園美術館は大好きな美術館の一つ。
暇があるとふらっと行っては、外界から遮断された時を過ごすのが好きなのだ。
そこで大好きな舟越桂さんの展覧会をしているので行ってきた。
夏を惜しむかのように泣き続けるセミ時雨の中、「夏の邸宅」に足を踏み入れた途端その異空間に息を呑んだ。
計算し尽くされた配置。柔らかな光。アール・デコに彩られた重厚なインテリアの色彩とマッチしたコラボレーションは、舟越桂の作品を最大限に生かしていた。
個性豊かな部屋ごとに配置された作品は、まるでずっと昔からそこの住人であったかのように静かにたたずんでいた。
あの瞳に魅了されたのは9年前のベストセラー、「永遠の仔」(天童荒太)の表紙だった。
けっして視線の合うことのない大理石の瞳はどこか遠くを見つめていた。
作り続けること。もうこれでいいやと諦めず、自分を超えるところまでいく。
オリジナリティーはそこから生まれてくるのだなぁ。
アーティストとしての原点を見せ付けられた気がした。
[東京都庭園美術館]港区白金台5・21・9 03・3443・0201
9/23までなので、是非!ドレスコード割り引き有り。「木から生まれたもの」を身に着けて行くと割り引きがあります。
船越桂氏の展覧会、良かったですね。行った時間帯が良かったのか
訪れてる人もさほど多くなく見て廻ることが出来ました。昔に比べて
顔立ちが女性的になったような気がしましたね...
by aerial (2008-08-30 19:27)
>aerialさん
おぉ、行かれましたか!!
期間が長いせいか、ゆっくり見られますね。
作品も顔立ちも変わりましたね。
個人的には中期の作品が好みですが、
もう一度行きたいですね。
ピノキオ可愛かったなぁ。
by utsubon (2008-08-30 19:43)
>piattopiattoさん
>axl-さん
>とらionさん
>makiさん
こんばんは。
ありがとうございます*
by utsubon (2008-08-31 00:32)
>skullmaniaさん
こんばんは。
いつもありがとうです*
by utsubon (2008-08-31 21:08)
「永遠の仔」(天童荒太)・・・読みましたね~。
彼の表紙は、何冊かこの手の写真がありましたよね?
by asayan (2008-09-01 22:51)
>asayanさん
上下巻とも舟越さんの作品でしたね。
そういえば他にもあった気がします...
「永遠の仔」のTVドラマも毎回見てました。
懐かしいですね。
by utsubon (2008-09-01 23:26)